制度の活用

【実体験】退職後も傷病手当をもらえた話|支給までの流れと注意点

【実体験】退職後も傷病手当でもらえた話|制度の仕組みと注意点をわかりやすく解説

どうもエイケイです!

仕事を辞めたあと、お金が一切入ってこない──
普通ならそう思うかもしれませんが、僕は「傷病手当」という制度のおかげで、
退職後も半年間、月20万円近くの支援を受けながら暮らすことができました。

【実体験】退職後も傷病手当でもらえた話|制度の仕組みと注意点をわかりやすく解説

今回は、実際に傷病手当を受け取った僕の体験と、この制度の仕組み・使い方・注意点などを詳しく紹介します。
「仕事ができなくなった」「退職するかもしれない」という方の支えになれば嬉しいです。

傷病手当とは?簡単に言うと「病気やケガで働けない人への給料補助」

傷病手当は、病気やケガで働けなくなった人に対して、
健康保険から“月収の約3分の2”を支給してくれる制度です。

対象になる人:

  • 社会保険(健康保険)に加入していた人(※国保は対象外)

  • 連続して3日以上働けなくなった人

  • 働けない理由が「病気」「ケガ」「うつ状態」など医師の診断がある人(労災とは別)

金額の目安:

  • 1日あたりの支給額=「直近の月給 ÷ 30 × 2/3」

  • 月給18万円だった場合、1ヶ月あたり約12万円前後が目安(総支給額から換算)

ちなみに自分は手取りが23万ほどで総支給が27万ほどだったので約18万円の手当になりました。

かなりの額をもらえたのではないかと思います。

 

支給期間:

  • 最長1年6ヶ月(在職中でも退職後でもOK)

この制度のポイントは「退職後でももらえるケースがある」というところ。
僕もこの制度に本当に助けられました。

  • 会社の健康保険に入っている人が対象
  • 病気やケガで連続して3日以上休んだ場合に申請可能
  • 最長で1年6ヶ月まで支給される

しかも、一定の条件を満たせば「退職後でも」もらえるというのがポイントです。

 

 

僕が傷病手当を受け取るまでの流れ(実体験)

僕は当時、介護職として働いていました。
仕事内容はキツく、職員からのパワハラにも近い言動で、心が限界を迎えました。

ある日、病院で「適応障害」と診断。
その後、会社を退職しましたが──医師と話している中で「退職後でも傷病手当を申請できますよ」と教えてもらいました。

手続きの流れ(当時の体験)

  1. 退職前に病院で診断を受ける(診断書が必須)

  2. 会社の保険担当に連絡し、申請書類をもらう or ダウンロード

  3. 医師に記入してもらった書類を健康保険組合へ郵送

  4. 1ヶ月後くらいに振込(支給開始)

最初の申請書類だけ少し手間でしたが、あとは毎月医師に「働けません」という証明を書いてもらい、書類を送るだけ。

月に17~18万円が支給され、家賃+光熱費+最低限の生活費はまかなえました。
精神的にも、収入が途絶えない安心感は大きかったです。

傷病手当の注意点:知らないと損することも

❌ 副業は基本NG

傷病手当は「労働不能状態にあること」が前提なので、
副業をしていると支給が止まる・返還を求められるケースも。

❌ 再就職すると支給は止まる

復職や再就職=就労可能と判断されるため、その時点で手当はストップされます。

❌ 診断書がないと申請不可

医師の診断書が必須。しかも毎月更新なので通院も必要です。

 

傷病手当のメリットとデメリット

メリット

  • 働けなくても収入が途絶えない
  • 退職後でも継続して受け取れるケースがある
  • 手続きはネットで完結できる部分も多い

 

デメリット

  • 申請には医師の診断書が必要
  • 継続のためには定期的な通院が必要
  • 副業は原則NG(就労不能状態であるため)
  • 「無職扱い」なので社会的信用が低くなる

個人的にきつかったのは、「働いてないけど収入はある」という微妙な立ち位置で、ローン審査や再就職で不利になったことですね。

 

今後に向けて:自分で稼ぐ力も育てたい

手当はありがたいけど、いずれ終わりが来ます。だからこそ今、

ブログやパソコン作業などで「自分で稼ぐ力」を身につけようと準備しています。

「休んでる間に立ち上がる準備をしておく」ってすごく大事だなと感じました。

 

 

精神的なしんどさもあったけど、助かった制度

退職後にお金をもらって生活している──
それだけで世間の目は冷たくなることもありました。

「働いてないのに収入あるの?」
「ちょっと気が引けるかも・・・」みたいな空気を感じたこともあります。

でも、僕はこの制度に本当に助けられました。
そして「ちゃんと働ける状態になるまで休むこと」も、立派な人生の選択肢だと思っています。

もし今、「仕事がしんどい」「心が限界」「辞めたいけど生活が…」と思ってる人がいたら、
傷病手当という制度を、ぜひ一度調べてみてください。

退職してもお金がゼロじゃない、というのは本当に大きいです。
そしてその時間で、少しでも「これから」に向けた準備をすることが、再スタートへの一歩になります。

僕もその期間でブログや情報発信を始めました。
「休みながら考える」という選択肢、悪くないと思います。

-制度の活用
-, ,

© 2025 鍛え直せ、人生。“稼ぎ方”から変えてみた。