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30代で無職。借金は100万円。
さらに住宅ローンと養育費で、毎月10万円以上の固定費がのしかかっていました。
将来の見通しもなく、働く気力もない──そんな状況の中で、僕が選んだのが「期間工」という働き方です。
この記事では、介護職から転職し、期間工として再スタートを切った実体験をもとに、
なぜ期間工を選んだのか、実際にどのくらい稼げたのか、そしてどんな生活が待っていたのかを、リアルにお伝えします。
「いまの生活をどうにかしたい」
「借金を減らしたいけど、どうしたらいいかわからない」
そんな方のヒントになれば嬉しいです。
借金100万円+住宅ローン…どん底のスタート
仕事を辞めた直後、私の手元に残ったのは「借金100万円」と「毎月の住宅ローン」だけでした。
貯金は底をつき、次の仕事のアテもない。というか前の仕事でメンタルをやられて働く気力すらない状態でした。
まさに、生活が崩壊寸前の状態です。
しかも、年齢は30代。もう若さだけではどうにもならない現実が目の前にありました。
「とにかく、今すぐにでもお金を稼がないと」
そう思いながらも、転職活動をする気力もなく、時間だけが過ぎていく日々。
このままじゃ、本当に終わる――そう感じたあのときの焦りは、今でも忘れられません。
選んだのは「期間工」しかなかった
借金を返すには、すぐにでも安定した収入が必要でした。
でも、普通の仕事では初月から満足な給料は期待できませんし、すぐに雇ってくれる保証もありません。
ハローワークや求人サイトを眺めつつやる気も起きない毎日。
ある日、友人から「期間工でもやってみない?」と言われました。
“寮付き・高収入・未経験OK”という言葉に、正直なところ「怪しい…」とも思いました。
ただ、友人は期間工経験者で、そこで3年働いたおかげ生活を立て直して現在別の会社で働けているとのこと。
それを聞いて少し安心しつつ調べてみると、実際に多くの人が働いていること、
満了金や手当も充実していることがわかってきたんです。
何より「今すぐ応募できて、生活費も抑えられる」という点が、自分には大きな魅力でした。
家族には「今は恥ずかしがってる余裕なんてない」と説明し、背水の陣で応募。
選んだのは、【三菱系の期間工】でした。
理由は、実際にネット上の評判や体験談を見て「環境が比較的よい」と感じたことと、
「面接なしで書類審査のみで働くことができる」という部分でした。
35歳になって今から介護職とは畑違いの仕事をする自分にとって、
審査がほぼなしですぐに仕事ができるというのはとても魅力でした。
正直、怖さもありました。
体力に自信があるわけでもないし、工場勤務は初めて。でも、他に選択肢はなかったのです。
そして、県外に出るという部分も自分には魅力的だったのでした。
期間工の実際の生活と給料のリアル
工場は愛知県の中でもちょっと地方の工場でした。
名古屋駅から電車で30分ほどの駅で降りて、そこから自転車で20分ほどの場所です。
寮は個室で、エアコンや冷蔵庫、テレビも備え付け。生活に必要な家電は揃っていたので、ほぼ手ぶらで入寮できました。
期間工の一番の魅力だと思いますが、家賃や水道光熱費は無料、食事は食堂で無料で食べることができました。
お金を使う場所がないぶん、気づけば毎月しっかり手元に残るようになっていました。
給料は、残業の有無や配属先によっても変わりますが、
僕の場合は月に 手取り25〜30万円ほど。そこに加えて、入社祝い金や満了金(契約満了時のボーナス)がつくため、
半年働けば50万円以上の貯金も現実的に見えてきます。
何よりも大きかったのは、「稼げる実感」です。
これまでの職場では、何時間働いても生活がギリギリでした。
また、介護職はどれだけ長い時間、長い年月働いても大して昇給はありませんでした。
色んな手当がついてやっと手取りで23万円ほどでした。
しかし期間工では、体力仕事ながらも努力が収入に直結する。
残業や休日出勤はありますが、決められた日と時間をしっかりやるとその分手当が上乗せされます。
なので月5万円以上を借金返済に回しながらも、ちゃんと貯金ができました。
「やれば返せるんだ」と思えたのは、この環境があったからです。
期間工での作業・・・正直、キツいこともあった。でも…
期間工は「短期間で稼げる」というメリットがある反面、当然ながらラクな仕事ではありません。
最初の1週間は、体がまったくついていかず…。
ライン作業のスピードについていけず、ミスをしそうになることもありました。
実際の作業は簡単なものですし、配属された部署が体力的にも楽な場所な場所だと言われていましたが
実際は体力的にも、精神的にも「本当にやっていけるのか」と不安になったのを覚えています。
でも、意外だったのは“慣れ”のスピード。
2〜3週間ほど経つと、体が勝手に動くようになり、作業内容も自然と頭に入ってくるように。
周りの先輩たちもフォローしてくれたことで、少しずつ安心して働けるようになりました。
また、個人的には「バツイチ」「人間関係で退職して県外に来た」という人が
多かったのがちょっと嬉しかったですね笑
同じ境遇の人が多かったことで友人も多くできました。
何より、「借金を返す」という明確な目的があったことで、続けられたと思います。
キツい日も、「あと○万円で完済だ」と思えば耐えられる。
ゴールが見えている生活は、つらさの中にも希望がありました。
そして、ついに借金完済へ。月5万円+手当が希望になった
僕が働いていた期間工の職場では、基本給のほかに「皆勤手当」や「満了金(ボーナス)」が支給されていました。
残業や休日出勤がある月も多く、月5〜8万円ほどを安定して貯金できる状況に。
家賃や光熱費がかからない「寮生活」だったこともあり、支出もかなり抑えられました。
ぶっちゃけるとこの期間工生活の間に、名古屋の楽しさを知って外食しまくったり
人生初のコロナウイルスに感染したりなどいろいろありましたが・・・笑
普段の外食を減らし、無駄な買い物をやめることで、「あと何か月で完済できるか」が数字で見えるようになってきたんです。
そして1年後。
気づけば、借金はすべて返し終えていました。
お金がなくて、何もかもが不安だったあの頃。
そんな自分に、「ここまで頑張れたぞ」と伝えたくなる瞬間でした。
最後に伝えたいこと。期間工は“人生の立て直し”にも使える
正直、借金を返す手段として「期間工」を選ぶのは、万人向けではないかもしれません。
でも、僕にとっては「人生をやり直すきっかけ」になりました。
まとめ
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期間工は、収入が安定していて家賃もかからないから「とにかくお金を貯めやすい」
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手当や満了金も大きく、毎月5万円以上の貯金も現実的
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最初の一歩は怖かったけど、動いたことで人生が変わった
経験やスキルがなくても、住む場所と収入を同時に得られる。
そして何より、「今を変えたい」という気持ちを、ちゃんと形にできる場所だったと思っています。
今、同じように悩んでいる人がいたら――
「とりあえずやってみてもいい」と、背中を押したいです。
少なくとも、今の僕はあのとき動いて良かったと思っています。
▶ 僕が実際に働いた三菱系期間工はこちら(全国から応募できます)
借金を抱えていても、「稼ぎながら生活を立て直す」道はあります。
自分に合う選択肢を見つけて、一歩踏み出してみてください。