派遣?or期間工?どちらがいいの?
期間工と派遣、どちらも工場勤務の選択肢として人気のある働き方ですが、
「実際にどっちの方が稼げるの?」「生活面で快適なのは?」と迷っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、実際に期間工として働いた経験から、
リアルな給与事情・生活環境・待遇面の違いなど、
「期間工と派遣の違い」についてわかりやすく解説していきます!
こんな人におすすめの記事です
- 期間工と派遣、どちらが自分に合っているか知りたい
- どちらがより稼げるのか、実体験ベースで比較したい
- 寮生活・生活費・福利厚生などリアルな声を知りたい
期間工・派遣どちらを選ぶか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
期間工とは?企業と“直接契約”して働く期間限定の仕事
期間工とは、主に自動車・製造業などの現場で、企業と“直接雇用契約”を結んで働く期間限定の労働者のことです。
雇用期間は最長で2年11カ月。いわば「契約社員」に近い形です。
✅ 期間工の特徴
期間工の特徴を上げるとこのような感じです!
【雇用主】 | 勤務先企業と直接契約 |
【契約期間】 | 3カ月〜2年11カ月(更新制) |
【給与】 | 時給制 or 月給制、満了金・各種手当あり |
【福利厚生】 | 寮・食堂・交通費・社保完備などがある場合が多い |
【仕事内容】 | 製造ライン作業、部品組立、検査などの肉体労働が中心 |
「体力勝負な代わりに、短期間でしっかり稼げる」のが最大の魅力です。
派遣社員とは?“派遣会社”に雇われて他社で働くスタイル
派遣社員は、派遣会社に雇用され、そこから派遣先企業で働く仕組みです。
「派遣会社が雇用主」になるため、給与や福利厚生なども派遣元に依存します。
✅ 派遣の特徴
【雇用主】 | 派遣会社と契約 |
【契約期間】 | 短期〜長期(数週間〜数年)まで幅広い |
【給与】 | 時給制が基本。派遣会社から支給 |
【福利厚生】 | 派遣元によるが、企業によってばらつきあり |
【仕事内容】 | 製造業の他に、オフィスワーク・物流・事務なども選択可 |
「より柔軟な働き方」が可能な一方、待遇は派遣先によって大きく左右される点もあります。
給与面を比較!期間工と派遣、どっちが稼げる?
ここまで読んでも
「ほな結局どっちがえぇねん!?」
となりますよね?
「やっぱりお金が大事!」という方にとって、収入面は最大の判断基準ですよね。
ここでは、期間工と派遣の【月収・ボーナス・年収の違い】を比較していきます。
✅ 派遣の方が「月収ベース」は高い傾向
例えば同じ工場で働いた場合──
【派遣社員】月収:35〜40万円
【期間工】月収:25〜28万円+各種手当
派遣は時給設定が高めなので、月単位の給与では派遣の方が多く見えることが多いです。
月々の給料だけ見たら派遣の人のほうが圧倒的にもらっている感じがしますね。
しかし・・・しかしぃ!!!!
✅ 期間工には「満了金・入社祝い金」など追加ボーナスがある!
期間工は月収だけを見ると少なく感じますが、
以下のようなボーナス制度が支給されるのが大きな違いです。
手当の種類 | 支給タイミング | 支給額(例) |
入社祝い金 | 入社〜1ヶ月後 | 数万円〜最大100万円(条件あり) |
満了慰労金 | 6カ月ごと | 30万円〜50万円前後 |
精勤手当 | 月ごと | 1〜2万円など |
これらを含めると、年収は【派遣:約580万円】【期間工:約500万円】という試算もあります。(同じ職場の場合)
自分も大体この通りでもらいましたが、精勤手当?っていうのはちょっと書いてなかったような気がします。
ですが入社祝い金とはまた別の「継続勤務手当」みたいのをもらいましたね。
ここまで見て、「じゃあ派遣の方が稼げるじゃん」と思いがちですが…
実は生活費を含めて考えると、結果が変わってくるんです。
次は「生活コスト・寮費・光熱費の違い」を比較していきます!
生活費を比較!期間工の“寮費ゼロ”が強すぎる理由
月給だけを見れば派遣の方が高く見えますが──
実は、生活コストを差し引いた「手元に残るお金」で見ると、期間工が圧勝することも。
✅ 期間工は「寮費・光熱費・食費」が無料 or 格安
多くの期間工求人では、以下の費用が無料 or 一部補助されます:
寮費(家賃):無料 or 会社全額負担
光熱費:無料 or 月数千円のみ
食事:朝・晩が社員食堂で格安(1食100〜300円)
つまり、住む・食べる・光熱費のベースがほぼゼロ円生活になるわけです。
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✅ 派遣はアパート暮らしで固定費がかかる
一方、派遣社員は以下のような費用が自腹になります:
家賃:3〜5万円
光熱費:1〜2万円
食費:自炊 or 外食(合計2〜4万円)
月に約7〜10万円が固定費としてかかるため、派遣は月給が高くても手元に残る金額が少なくなりやすいのがネック。
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✅ 「貯金力」は期間工が有利!
派遣:年収580万円 − 生活費(月8万円×12ヶ月)= 約484万円
期間工:年収500万円 − 生活費(ほぼゼロ)= 約500万円+満了金
※かなりザックリな試算ですが、“実質年収”で見ると期間工の方が勝るケースも多いです。
これに関しては派遣の同僚とも話をしてましたがやはりこんな感じになりますね。
派遣の場合は家賃も完全無料ではないし食費もかかる(3食自分で用意する)ので、
結局のところ出ていくお金がかなりあるんですよね。
なので期間工においては特に、実家暮らし→寮に入った人は「まるっと手取りが全部自由に使える」状態にも!
お金を貯めたい人には、圧倒的に期間工が向いています。
次は「期間工 vs 派遣で感じたデメリット・生活環境の違い」について実体験を交えて解説します!
個室の快適さと衛生面のリアル
ここまで「期間工の方がコスパがいい」という話をしてきましたが、
実際に働いてみて「これは派遣の方が良かったかも…」と感じたこともありました。
✅ 派遣はアパート暮らしなので「完全なプライベート空間」がある
派遣社員は一般的にワンルームアパートなどに住むことが多く、
風呂・トイレ・キッチンすべてが“自分専用”。
やっていいかはわかりませんが、派遣の人は普通にアパートに彼女を呼んだりしてましたね笑
一方、期間工の寮では──
トイレ・風呂:共同(毎週誰かがトイレ詰まらせる…)←ここが一番でかい
音問題:廊下を歩くといろんな部屋の音が聞こえてくる
自分の会話や音も「実は外に漏れてるかも…」という不安感
「家は一人の空間で静かに過ごしたい」タイプの人にとっては、
期間工の共同生活はややストレスになるかもしれません。
✅ 短期間でガッツリ稼ぐなら派遣の方が向いている?
期間工は「満了金を含めてナンボ」なので、半年〜1年以上働かないと本領を発揮しません。
つまり…
・3ヶ月以内の短期勝負なら派遣の方が収入が高くなる可能性あり!
・長期で働く予定なら、トータルで見ると期間工がお得
実際に筆者も「1年くらいしか働かない予定なら、派遣の方が稼げたかも…」とちょっと後悔したポイントもありました。
もともとは2年ほど働く予定だったので・・・。
次は、ここまでの内容をもとに「どんな人が期間工に向いてるか」まとめていきます!
まとめ 期間工がおすすめな人とは?
ここまで、期間工と派遣の違いを【給与・生活・働き方】の3軸で比較してきました。
結論として、期間工がおすすめなのはこんな人です👇
✅ 期間工に向いている人の特徴
- 最低でも半年〜1年以上働ける人(満了金で稼ぎたい人)
- 固定費をかけずに、お金を“ガッツリ貯めたい”人
- 県外で一人暮らしをしてみたい・人生をリセットしたい人
- 寮の共同生活にある程度耐えられる or 気にしない人
- 将来的に別の挑戦(転職・起業・留学など)に備えて資金を作りたい人
実際、筆者も期間工として働いたのは1年でしたが、
生活費がかからない&満了金があることで「気づけば貯金ができている」状態になりました。
✅ 期間工は“人生の立て直し”にも向いている働き方
「地元を離れて気分転換したい」
「まとまったお金を作って次に進みたい」
そんな人にとって、期間工は非常に優れた選択肢です。
筆者自身も、地元の息苦しさと生きづらさに辟易し、地元を離れて愛知で働き、
普段では味わえない経験やリズムで生活することで、心身ともにリセットされた感覚があります。
期間工は単なる“工場バイト”ではありません。
「短期間で大きな貯金ができる」「次のステップに進むための一時避難所」──
そんな可能性を秘めた働き方なんです。
この記事を読んで、少しでも「期間工アリかも」と思った方は、
こちらの記事もご覧ください。
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